しもやけ用に靴下の重ね履きは良いの?
ここでは、「しもやけ用に靴下の重ね履きは良いのか」についてお話します。
「寒い時期に、足の先が冷たくなる…」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
このような場合に、靴下を重ね履きして
温めようと考えるのではないでしょうか。
しかし、その靴下の重ね履きが
しもやけの原因となる場合があるのです。
そこで今回は、しもやけと靴下について紹介します。
しもやけの原因
しもやけは、「凍瘡」というのが正式な病名です。
字にあるとおり、気温が低く、
1日の気温差が10度以上ある場合にできやすいものです。
冷たい空気に当たることで、
血流に障害が出てしまうのです。
程度と回復のスピードには、個人差があります。
また、遺伝的要素も大きく影響しているとされています。
しもやけの原因となる靴下の重ね履き
寒い時期になるとしてしまう、靴下の重ね履き。
決して悪い行動ではないのですが、
以下の点に当てはまる場合は、
しもやけの原因となりやすいです。
・重ね履きの靴下のゴムがきつく、
食い込んでしまう、跡がついてしまう。
・足先が重ね履きした靴下によって、
ゴロゴロ・モサモサ状態になっている。
・一番下の靴下が、肌にピッタリくっついている。
この3点のどれか1つでも当てはまる場合、
しもやけの原因となっているかもしれません。
正しい靴下の重ね履き
靴下の重ね履きは、血流を悪くしてしまいがちです。
しかし、以下の点に注意すれば、
しもやけを気にせずに重ね履きができるのです。
・一番下の靴下は、薄手の柔らかい5本指ソックスにする。
締め付け感のない適度なフィット感のあるものを選びましょう。
・二枚目の靴下は、ルームシューズのような厚手のソックスにする。
保湿性のあるゆったり目の靴下を選びましょう。
滑り止めがついていると、高齢者でも安心です。
また、重ね履き専用の靴下を使用している場合でも、
血流が悪くならないように意識することは大切です。
足の指を動かすだけでも、
血流を促すので積極的に動かしましょう。
このように、冬場の靴下の重ね履きは、
少しの注意で改善されるのです。
また、せっかく正しい重ね履きをしても、
ブーツのような先のとがった靴を履くだけでも、
血流を悪くしてしもやけの原因となってしまいます。
オシャレも大切ですが、なるべく足の先を
締め付けない靴を選ぶようにしましょうね!