足のしもやけと水虫の違いとは?
ここでは、「足のしもやけと水虫の違い」についてお話します。
寒い季節になると、手足に
しもやけができることがあります。
特に足にできたしもやけは、
痛かゆくて歩行しにくくなったり、
ひどくなると歩行困難になったり
してしまう厄介なものです。
足の指にかゆみを伴う場合は、
しもやけだと考えるのではないでしょうか。
しかし、似ている症状に水虫があります。
足にできているものが、
しもやけではなく水虫であったら、
いくら治療しても改善されません。
そこで今回は、足のしもやけと
水虫について紹介します。
しもやけとは
しもやけは、寒くなると動脈、
静脈ともに収縮します。
動脈は温められるとすぐに戻るのですが、
静脈は戻りにくいという性質があります。
そのため、この時間差によって血液の循環が滞り、
身体の末端に栄養が届かなくなることによって、
かゆみや腫れなどの症状が現われます。
このことについては「しもやけ うつる」でも
ご紹介しました。
また、きつい手袋やブーツなどによって
血流が悪くなることも、しもやけの原因の1つです。
症状としては、
・手足にかゆみがある
・手足が赤黒く変色して腫れている
・暖かいときはかゆみがあり、寒いときは痛む
・靴を履いたりすることで痛みがある
などです。
これらの特徴的な症状が現われるので、
比較的判断は簡単です。
治療法としては、お風呂で冷たい水と
暖かいお湯に患部を交互につける方法などがあります。
また、血行を改善するビタミンEを
多く含む食べ物を摂るようにするのも効果的です。
外出時には、身体の末端部が冷えないように防寒し、
汗をかいたら早めにふき取り衣類は
交換するようにすることが大切です。
水虫とは
水虫とは、カビの一種である菌が
感染することで発症する皮膚疾患です。
症状としては、
・足の指の間がジュクジュクして皮がむける
・白くふやけてしまう
・足の裏に小さな水疱ができ、かゆみを伴う
・足の裏のかかとがガサガサして角質が硬くなる
などがみられます。
これらの症状は、しもやけとは若干違っていますので、
見分けることは比較的簡単にできるでしょう。
治療法としては、外用薬を
最低一ヶ月使用することが必要となります。
また、治癒したとしても
その後2ヶ月は治療が必要とされています。
症状を見分けるポイント
しもやけと水虫は、共通してかゆみを伴うのが特徴です。
水虫としもやけの違いとしては、
・水虫は足の皮がむけたり、ガサガサして角質が硬くなる。
・しもやけは皮膚に激しいかゆみを伴い、赤黒く腫れてしまう。
といった特徴の違いがあります。
また、しもやけは末端部に症状が現われるので、
違いを見分けることはそれほど難しくないこともあります。
このように、かゆみを伴うという
共通の症状を持つ、しもやけと水虫。
しかし、かゆみ以外にもそれぞれの特徴があるので、
知っておけば見分けることは可能でしょう。
それぞれに治療法が異なるので、
それぞれに合った治療を
行っていけるようにしましょうね。