耳のしもやけの症状とは?
ここでは、「耳のしもやけの症状」についてお話します。
寒い時期になると、
悩まされることの多い「しもやけ」。
手足などの末端部分にできるものだと考えがちですが、
常に肌が露出している耳もまた、
しもやけが出来やすい部分なのです。
そんな耳のしもやけは、
どんな症状がでるのでしょうか。
そこで今回は、耳のしもやけの症状について紹介します。
赤く腫れる
耳のしもやけの症状として、
耳全体あるいは一部が赤く腫れぼったくなります。
腫れている部分は熱を持っていて、
痛みやかゆみを感じます。
子どもに多くみられます。
原因は、寒い外気に露出するため
にしもやけになりやすくなるため。
耳あてをして、外気から
耳を守ってあげると効果的です。
耳のしもやけの種類
しもやけには大きく分けて、
・樽柿型
・多形滲出性紅斑型
の2種類があります。
耳にできやすいしもやけは
多形滲出性紅斑型のものです。
これは、麻の実の大きさから、
アーモンドくらいの大きさまでの、
周りが鮮やかに紅く盛り上がり、
真ん中がやや引っ込んだ紅斑です。
この紅斑が少しずつゆっくりと広がっていきます。
冬から春に移り変わる時に多く見られるので、
春期しもやけとも呼ばれるしもやけです。
ひどくなってしまったときの症状
耳のしもやけが悪化してしまうと、
水疱ができたり、それが敗れて
びらん(ただれ)が生じてしまいます。
このような場合には、
ただちに治療が必要となります。
感染の恐れも出てくるのです。
治療法としては、細菌増殖を防ぐ働きのある
抗生物質の含まれているステロイド外用剤を塗ります。
薬局にも売っているので、
薬剤師さんに相談をしてみましょう。
ただし、1週間ほどステロイド外溶剤を塗っても
症状が改善されない時は、
病院を受診する必要があります。
しもやけは、重症化してしまうと
治療が難しくなってしまいます。
専門医による診断と
治療を受けることが、大切なのです。
耳のしもやけの症状は、このようなものがあります。
重症化してしまうと、痛い、かゆいだけで
は済まなくなってしまうこともあるのです。
そのため、しもやけが出来やすい方は
早めから予防をすることも大切です。
そして、
「たかがしもやけ」
と放置せず、できたら軽い症状のうちに
治すように心がけましょうね。