しもやけは病院の何科に行くの?
ここでは、「しもやけは病院の何科に行くのか」についてお話します。
かゆくて痛い、しもやけ。
寒い時期に、手や足の先、
時には鼻の頭や耳にできて悩まされるものです。
どうにかして治したいと考えるはずです、
しかし、病院では何科を
受診したらよいか分かりますか?
そこで今回は、しもやけは病院で
何科を受診するのかを紹介します。
皮膚科
しもやけは、寒くなると手足や鼻、頬が赤く腫れて、
かゆみや痛みを感じるものです。
原因は血流にあり、寒さで血管が収縮しやすくなり、
温めて戻る動脈ともどりにくい静脈のせいで血流が悪くなり、
末端部がうっ血するために起こるのです。
また、寒い時期は一般的に、肌が乾燥しやすい傾向にあります。
そのため、肌のかさつきから来る
痛みやかゆみと勘違いしやすいのです。
しもやけの症状がでやすいのは、手足の指の先です。
赤く腫れてかゆみを伴う自覚症状があるので、
症状が現われたら皮膚科を受診するようにしましょう。
皮膚科での治療薬
しもやけの皮膚科での治療は、
血行を良くする外用薬や内服薬が良く使用されます。
しもやけが比較的経度の場合は、
「ヒルドイド軟膏」という外用薬が処方されます。
この件に関しては
「しもやけ 薬 ヒルドイド」でもお話しましたよね?
ヒルドイド軟膏は、1日2〜3回、
マッサージするように良くすりこむように塗ります。
この軟膏には、保湿作用も合わせて持っています。
しかし、水疱になっていたり皮が
むけていたりする場合は、
マッサージしないほうが良いので注意しましょう。
内服薬は、「ユベラ錠」や
「カリクレイン錠」などが処方されます。
ユベラ錠は、血行を良くする
働きのあるビタミンEのお薬です。
カリクレイン錠は、
末梢血管を拡張する働きがあり、
血液の流れを改善してくれます。
これらの薬の他にも、血行を良くする、
あるいは体温を上げる作用のある
漢方薬を処方する医師もいます。
かゆみに対しては、
抗ヒスタミン剤が処方されることがあります。
また、症状がひどい場合などには、
ステロイド剤を処方することもあります。
しもやけの予防
しもやけは、普段からの予防がとても大切です。
日常生活における予防対策としては、
・長時間冷やさない
・肌を濡れたままにしておかない
・水仕事をする時はゴム手袋を着用する
・窮屈な靴や靴下は履かない
などがあります。
皮膚科を受診し、治療をすることも大切ですが、
普段からこのようなことに気をつけることも大切なのです。
このように、しもやけは皮膚科を受診する病気です。
専門の医師に診断してもらい、
症状にあった薬を処方してもらうようにしてくださいね!